2025年02月09日
ベトナム・・・ある夜勤の出来事・・・
シンチャオ!
只今、湿度93%
日本は本当に乾燥していたな~肌も何もかもカラカラだったな・・・と実感しているフエです。
先日新規利用者が入居されたため、夜勤に入ります。
利用者さんの昼の顔と、夜の顔は、違います。
2か月利用されている住職さん。
最近は体動も増えました。夜も全く眠れない時もあります。
最近は眠る日は少ないようです。
自尿出来ない為、バルン挿入しています。
自尿促すため、膀胱に針治療、膀胱マッサージ、膀胱へ電流、誘導・・・など行っていましたが、自尿はありません。
(排尿困難の原因を調べようとはしません)
時々、自尿があるかバルンを外し様子を見ます。
バルンを外すと、尿意はありますが排尿に至りません。
先日夜勤に入ると、バルンを外し自尿の観察をしていました。
数時間経っていた為か「おしっこがしたい」と何度も大声で訴えます。
バルンを再挿入しました。(その際も嫌がり、叫び、職員を叩き、踏みつけていました)
一気に500cc以上流出しました。
それでも、尿意は治まりません。
起き上り、「立ってトイレに行くんだ!」と訴えます。・・・しかし立てません
立位介助しますが・・・全く立てません
「trời ơi !!!」 なんてことだ!と叫びます。
しばらく全く落ち着きません。(その時、22時)
看護師と相談し、トイレに連れて行こう・・・と離床しました。
離床時も「転びそうだ~!!」と叫び、抵抗ありました。
トイレに着くと
「離れなさい」と、職員に指示する住職さん。職員は後ろから見守ります。
便座を上げ、ズボンを下げようとはせず、太ももまでまくり、排尿の準備をしているようです。
僧侶の衣類は、そのように排尿するのでしょう・・・
立ちたい・・・でも立てない
手を貸そうとすると「離れなさい!」
手すりを揺さぶり、便座を揺さぶり、立てない苛立ちを見せています。
「trời ơi !!!」 なんてことだ!と叫びます。
しばらく、同じ動作を繰り返しています。
その動作は15分以上続きました・・・
便器内を叩き、便座を閉め、手すりを激しく揺さぶり
「mệt Quá !!!!」疲れすぎた と叫びました。
部屋に戻る事を伝えると「分かった、戻る」と部屋に戻りました。
ベッド移乗時も「trời ơi」と抵抗していましたが・・・
ベッドに横になる時には「mệt Quá・・・」と小声で言いながら
目を閉じました。
瞬間に眠りにつきました。
その夜は、比較的眠りました・・・
排尿困難なのであれば、バルンは必要・・・バルンを外し自尿を促す事を何度も何度も・・・
本人はどれだけ辛いのか・・・
医療面に対して質問は出来ますが、原因を調べる事はできません。
もどかしさもありますが
介護側で出来るケアを行っていきます。
チャオ!