2024年11月12日
介護技術の浸透・・・INフエ
シンチャオ!
朝から強い雨が続き、湿度80%のフエです。
介護ホーム利用者、170cm男性。
立ち上がる際、麻痺側に強い力が入り、向かう方向と逆に強い力が加わります。
その為、介助者もバランスが崩れてしまう事も多いです。
女性の看護師145cm 体重45gです。(本人より公開の許可頂いております)
「一人では移乗できない」「助けて」と移乗介助が出来ませんでした。
ですが、夜勤は一人です。
数日後「一人でやってみるから、見てて!」と
→
麻痺側(左)へ傾き共にバランスを崩してしまいました。(足の位置なども悪いのです)
「このようにやってみて」
と、移乗方法を伝えました。
本人の力を利用し、前傾姿勢になる事を意識する事で、少しの介助で移乗が出来ました!
「ベッドに戻る時は、どうするの?」
「こうしてみましょう!」
本人は、力が強いためフットボードに捕まり立ちをしてもらいました。
(何に捕まているんだ?とビックリなさらず・・・)
方向転換の介助で移乗可能です。
(ポジショニングバーが欲しいな・・・と思ってもありません。)
看護師は喜び、利用者様も一緒に喜びました!!!!!
今日はより上達しました!
見ていて安心できるようになりました。
「上手になった!」「やった~!」「今日は上手だったよ!」
と利用者さんからの声、職員同士の声、喜びの拍手!!!
日本では当たり前に出来る介助方法も、ベトナムではなかなか浸透しません。
皆さん力で持ち上げる事が当たり前なのです。
本人の力を引き出す事で、自宅に戻ってからも家族も楽になります。
まだまだ、頑張りましょう!