2024年06月18日
ベトナム・介護ホーム(退居編)
シンチャオ!
ベトナムへ異動してから、1年が過ぎました。
暑さや洪水、寒さに耐えながら、あっという間の1年でした。
先日、利用者さんが自宅へ戻られました。
入居サービス2週間の利用でした。
寝たきりで入居されましたが、次の日には車椅子へ離床できシャワーも行いました。
右半身麻痺のため、自分の思いを伝える事が出来ず大声で叫ぶこともありました。
几帳面な姿もありシャワーやトイレなど露出が多い場面は、男性を拒否していました。
食事の際は口からこぼれる事を姿を見られたくない、自分で出来る!という思いを強く感じました。
ですが、その思いを全員が理解することが出来ず「食べろ食べろ。もっと食べろ食べろ」と強要する姿もありました。
その為か共有スペースでは、食事量が減っていきました。
部屋で食べると沢山食べられます。
そんな時は部屋に戻ってから、大きなため息も聞かれました。部屋でそっと寄り添うと穏やかな表情になります。
家族からは
「介護サービスを利用してからは、怒る事も減りすごく落ち着き元気になった、とても感謝している。」
「今度は、環境を変えてもっと良くなることをしたい。」
と退居する事を決めたとの事でした。
退居時は、大好きな孫と一緒に帰られました。良い表情ですね。
捕まり立ちも、しっかりできます。歩行も可能かと思います。
ゆっくり出来る事を増やして行って下さい。
いつでも遊びに来てください!
チャオ!