シンチャオ！
ベトナムは、2月10日に2024年の新年を迎えます。

　

旧暦の正月をベトナムでは、テトと呼びます。
漢字で書くと、「節」です。
日本では、節分の次の日が立春で、
冬と春の季節の分かれ目が、節分と言われていますね。

ベトナムも同じく、このテトを境に、
新しい季節がやってきます。

　

町中は、2023年を終えて、そして、新たな年を迎えるために、
賑わいを見せています。
テトの代表的な花である、菊や桃の花が通りを飾っています。

今回は、通訳として働くガーさんに、
「私のテト」と題して、記事を書いてもらいました。
一読いただければ幸いです。

私のテト

そろそろテトが近づいていますね。
テトはベトナム人にとって一年間で一番大切な時だと思います。

私もそうです。毎年、テトの期間をいつも楽しみにしています。
なぜなら、テトは家族や親戚が大勢集まって一緒に話したり
料理を作ったり食卓を囲んだりする時だからです。

私にとって、一番印象に残っているのは３年前のテトです。
祖父と一緒にテトを過ごした最後の年でした。

テトの元旦に私たちは祖父の家に行きます。
そこでお互いに色々な良いことを祈り合います。
また、お年玉を配ったり食事したりする習慣があります。

一見、こういうことは単純なことと思われがちですが、
私にとっては最も印象に残っています。
単純な事の積み重ねが、幸せにつながります。

毎年、テトの期間を家族と一緒に過ごすことは、1年間で一番幸せな事です。

チャン ティ ハン ガー