シンチャオ！
急に気温が下がった為か、喉の調子が悪くなる人が多くなったベトナムフエです。

利用者の退居の日が来ました。
入居時出来なかった、自分での行動を自由に行うことも出来るようになりました。
本人は「まだ帰らない。あと５日」と希望していましたが、家族間（親族）の意見が合わずに急遽退居決定です。

退居決定の朝から昼まで、怒りをぶつけていました。表情も朝から険しく笑顔はありません。
退居したくない、自分の意志を無視してる。と言いたいのか、怒り、怒鳴り、介護拒否、と興奮状態でした。
最後には「どうせなら土に埋めろ！」と・・・

最後の食事を、職員と一緒に食べることで少しは気持ちも落ち着いたようです。

怒りを抑えながらも「ピース」をしてくれました。
家族が迎えに来ると、様々な気持ちを落ち着かせていました。

表情が変わりましたね。
ですが、迎えに来たことを知ると、部屋で涙を流していました。
どんな涙だったのかは、聞けませんでした。
涙を見られたことを知ると「オッケー！～No１」と親指を立てて元気な振りをしていました。
　
退居まで、バタバタと賑やかな時間でしたが、帰りは笑顔を見せてくれました。
教えてくれたカンフーの呼吸法は継続します。
今度は病院ではなく、どこかの街で出会えることを楽しみにしています。

チャオ！