2022年09月20日
ベトナムの誕生日①
シンチャオ!
9月は、フエ事業所で働く二人のベトナム人スタッフの誕生日でした。
誕生日を振り返ってもらって、ベトナムの誕生日文化、あるいは、
それぞれの誕生日について語ってもらいました。
第1回の今回は、通訳として働くアインさんの誕生日です。
私の誕生日 昔と最近
9月は、夏の暑さから秋の涼しさへと、季節が切り替わる時期です。
私にとって、9月はもう一つの別の意味があります。
それは私の誕生日がある月です。
私の誕生日はベトナムの建国記念日(=9月2日)と重なるので、
知り合いや友達など誰もが私の誕生日を覚えてくれて、
そして、プレゼントをくれるものと思っていました。
でも、実はそうではないということがわかりました。
むしろ、祝日なので、周りの人はまるで私の誕生日を忘れてしまったかのように
休みを楽しんでいます。
誕生日における、パーティーは、世代によって違います。
私が子供の頃は、誕生日の一ヶ月前ぐらいから、わくわくする気持ちがずっと続いていました。
そして、ワクワクしながら、お小遣いを貯める計画を立てました。
そして、このお小遣い使って誕生日パーティーを開きました。
パーティーといっても小さいケーキとお菓子だけでした。
こんなこともありました。
パーティー自体は小さいものでしたが、たくさんの人がパーティーへ来てくれて、
プレゼントも色々ありました。
プレゼントの中には、祖父が家族の果樹園で取った一番大きくて、
美味しい果物だったり、兄弟といとこが買ってくれたマンガやヘアピンがありました。
皆で誕生日の歌を歌って、ケーキを切りました。最後に、家族で記念写真を撮りました。
誕生日のプレゼントは、私にとってどれでも大事なものです。
今までの一番印象に残っているものは、兄にもらった3冊のドラえもんのノートです。
ドラえもんが大好なので、このプレゼントを貴重品のように保管しました。
プレゼントをくれた兄は、本当に素敵な兄だなぁと思いました。
今、大人になっても、毎年、誕生日パーティーを開きます。
気持ちは幼いころと同じではないですが、いつも温もりのある誕生日です。
誕生日の日は、家族と一緒に過ごします。
そして、友だちの都合のいい日にパーティーを開きます。
パーティーというよりは、飲み会です。
ちょっと前までは、誕生日を迎えた人がパーティーの費用を負担する習慣がありました。
でも、最近では誕生日パーティーに参加する人が割り勘で費用を負担することが多いです。
何歳になっても、誕生日は幸せな気持ちになるもので、毎年違う意味があると思っています。
誕生日を迎える瞬間が、その時々では残りの人生の中で一番若い瞬間ですから。
何歳の誕生日でも、子供のように楽しくて、嬉しく過ごしたいです。
そして、誕生日にワクワクする、そんな子供の時の気持ちをいつまでも心に留めておきたいです。
誰かが自分の年齢は心の年齢だと言ったからです。