2022年08月12日
ベトナムの結婚式あれこれ
シンチャオ、こんにちは!
ベトナムフエは本来8月は暑い日が続きますが、
今年は台風の接近が早いせいか、最近は雨模様の日も多く、
いつもよりも早い雨季がやってきそうです。
そんな最近ですが、教え子たちの結婚式が立て続けにありました。
ここで、ベトナムの結婚式について、
皆さんにいくつかご紹介したいと思います。
日本と違うことがたくさんありますので、
へぇと言いながら、読み進めていただければと思います。
※注意)これは筆者がフエで体験した結婚式の内容をまとめておりますので、
ベトナム国内全ての結婚式に当てはまるものではないことをお断りいたします。
★結婚式、そして披露宴
結婚式
新郎ご一家が新婦の家を訪問し、結婚の許しを乞います。
新婦の家族から結婚の許可をもらった後で、先祖の仏壇の前で指輪交換をします。
神父や僧侶は同席しません。あくまでも見届けるのは家族内の長老たちです。
同席した家族や親せきがお祝いの品を贈って完了です。
その日の夜に、新婦側の家で、新婦側の家族、親戚、友人を中心としたパーティが行われます。
翌日、招待された方の前で結婚披露宴を行います。
披露宴の翌日、またはその翌日に、今度は新郎側の家で、新郎側の関係者を中心としたパーティが行われます。
準備を含めて、新郎新婦には長い時間がかかります。
★招待状
結婚式の10日前から1週間前ぐらいに届くように、招待したい人へ直接手渡しします。
直接手渡しが難しい場合は、電話やSNSで届ける。
※招待されていない人でも、結婚式や披露宴には参加可能です。
★結婚式場
自宅(まだまだ圧倒的に自宅で結婚式をやるケースが多いです。)
レストラン、ホテル
海や山、公園で結婚パーティをするケースも増えてきているようです。
★結婚式の日取り
陰暦の影響をまだまだ色濃く受けているベトナム社会生活ですが、
結婚する新郎新婦の生まれ年に基づく占いで良い日取りを決めるそうです。
★結婚式の参加者(招待者)
これは日本とほとんど変わらず、家族、親戚、両親の友人・知人、
新郎新婦の友人・知人という形です。
が、招待状の所でも述べたように、近所でやっている結婚式に、
招待されていなくても勝手に参加するという事は可能です。
★結婚式の衣装
新郎新婦は、アオザイ、ウェディングドレスというのが一般的です。
参加者は、きれいな服装、自分が持っている一番いい服というのが一般的です。
★結婚式の時間の流れ
11:00からと招待状に書かれていても、だいたい始まるのは12:00になります。
司会が両家の紹介をして、新郎新婦と両親が謝辞を述べる。
ウェディングケーキ入刀、シャンパンタワーをやると、挨拶は終了となり、
歓談の時間となります。友人代表挨拶などはありません。
また、新郎新婦のお色直しもありません。
新郎新婦には座る暇なく、ひたすらテーブル間を回り歩いて、記念撮影に応じます。
参加者からの余興は、圧倒的にカラオケ、歌の披露です。
最後に、新郎新婦から挨拶があります。
挨拶が終わると、ヨーグルトが配られます。
なぜかわかりませんが、結婚式、何やらのパーティなどの締めの合図は、ヨーグルトです。
ヨーグルトが出てきたら、自由解散となります。
★結婚式の食事
基本的に10人が座れる丸テーブルでの座席スタイルです。
ゴイと呼ばれるベトナムミックスサラダ、ゆでたイカ、エビ料理、
鍋、鶏肉料理というのが大体どこでも同じです。
★結婚式のお金事情
結婚パーティを開催するのに、だいたいの8千万ドンから1億ドンぐらいが
よくあるパターンのようです。(日本円で40万円~50万円ぐらい)
費用は、新郎新婦の家族からの援助、そして、新郎新婦自身で負担という形です。
参加者からのご祝儀は家族や親類で1万円ぐらい、友人で1,500円ぐらいという感じです。
チャオ!