海外事業部 ベトナム/フエ事業所

2022年01月15日

ベトナムのテト パート1

2月1日に2022年のテト(旧正月)を迎えるベトナム。
今月は、海外事業部ベトナム・フエ事業所で勤務する3人のスタッフから、
それぞれのテトに関するレポートをお送りいたします。

パート1は、フエ事業所で日本語通訳として2016年5月から働くフオンさんからのレポートです。

「ベトナム人はいつも周りの人たちと、陽気に、楽しそうに過ごしているよね。」と
よく耳にすることがあります。
それは、お互いに愛し合い、気遣うベトナム文化の特徴だからだと思います。

そして、テト(旧正月)も、その愛を表す時です。
テトは新年を迎える時期というだけでなく、
周りの人たちに愛と感謝の気持ちを表す時期でもあります。

それに、遠くで働いている人達が実家へ帰って、
過去1年間の苦労話を両親としながら、英気を養う時間でもあります。

各家族は、テトの準備をするために、通常2〜3週間前に準備します。
テトのお菓子を購入したり、長期間保存できる料理を作ったりします。
テト休みの間は、飲食店などはほとんど営業してないようです。
開いているとしても、お話ができる喫茶店だけです。
ですから、テトの休日に外国人がもしベトナムに来てしまったら、
色々と困ることが多いと思います。ほとんどの店が閉まっていますから。

多くのテト料理の準備は、主婦にとって非常に時間がかかるようです。
テトの前の数日間、誰もが新年を迎えるためのお供えをしますから、
市場はいつも混んでいます。
でも、その後で、家族がみんなで集まって、一緒に食事をするので、
とても楽しい雰囲気になります。

子供たちは母親から新しい服を買ってもらうので、テトの前からいつも胸がわくわくしています。
一年間、子供たちは新しい服が全然なくても大丈夫ですが、テトには絶対新しい服が欲しいです。
ですから、テト前は、服屋さんもいつも混んでいます。
年が明けると、新年の朝に新しい服を着て、テトを祝ってお年玉をもらいます。

おじいさん、おばあさんたちも、自分の子供たちから少しのお金をもらって、テトの準備をするのに使います

ですから、誰もが新年を新しいものに囲まれて、家族で過ごすという生活の中でもっとも単純な時間に幸せを感じるようです。

(グエン ティ ゴック フオン)

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