2021年08月30日
ベトナム 2021コロナの夏リポート② 学生の様子
シンチャオ
8月も残りわずか、中秋の名月まであと少しですね。
前回ご紹介した、ベトナム国内の現状に加えて、
今日は私たちが関わる学生たちの様子についてレポートしたいと思います。
これまで介護人材養成コースで教えてきた学生たちのうち、
コースを卒業した学生は全部で約80名います。
そのうち、日本での就労からベトナムへの就労へ切り替えた卒業生もいる中で、
医療従事者として現地で仕事をしている卒業生もいます。
その中で、フエ医科薬科大学付属病院の循環器内科に勤務する、グエン ティ イェンさん
彼女は、本来勤務している病院ではなく、現在は市内にある強制隔離施設での医療スタッフとして、
隔離施設内での感染拡大予防、および、隔離対象者に対する日々のPCR検査など、
この暑さがひどいベトナムの中で日中も、そして、夜も防護服を着て任務についています。
また、今秋に短大を卒業して、来年の春ごろには日本への入国を目指していた、
フエ医療短期大学のコース2期生の学生たちもいます。
学生たちは、今年は卒業単位取得のための病院での看護実習の予定がありましたが、
市中感染拡大予防のためにとられた病院敷地内への必要最低限の人材の入館許可という制限の中で、
病院実習が出来ない状況が今年の4月半ばから続いています。
一度それぞれの実家に帰り、それぞれ過ごしている状況ですが、
短大からは病院実習再開に関する情報はなく、同時に、予定されていた10月の卒業についても、
昨年の生徒同様に卒業時期が延期される見込みです。
先がなかなか見えにくい状況にありながらも、
日本入国、法人での就労を希望する学生たちには、
オンラインでの日本語学習サポートを行い、希望の灯をつないでいる状況です。
チャオ!