2020年08月13日
暑さも和む、ベトナムのお盆
シンチャオ!
コロナの影響で、静かなベトナムです。
今年で7年目を迎えるベトナムでの駐在ですが、
これまでは、毎年8月はむつに一時帰国をしていましたので、
8月をフエで過ごすことはありませんでした。
お盆の時期ですね。
もともと、日本のお盆は旧暦の7月15日を中心に行われていたそうですが、
明治時代に新暦を採用したこともあり、新暦8月15日をお盆とする地域が多くなったそうです。
ちなみに、むつの人のお墓参りには馴染み深い、「法界折」
あの風習は青森県以外ではほとんどみられることが無いそうです。
さて、こちらベトナム。
同じアジアの文化圏で、仏教、儒教、道教の影響を色濃く受けているので、
お盆に近い行事があるようです。
旧暦7月15日に合わせて、川で灯篭流しをしたり、
先祖のお墓参りをしたり、お寺に参拝に行く方が多いようです。
中元節とも呼ばれ、お寺は多くの人でにぎわいます。
日本のように、お寺の横にお墓というイメージは、ほとんどなく、
自治体が指定した山の中や野原などに土地を買い、お墓を立てる風習があります。
お墓を立てると言いましたが、こちらは土葬です。
「先祖代々の墓」とか、「〇〇家」などという墓石が立っているわけではなく、
全て個人のお墓です。
個人のお墓参りをしたら、その近所にあるお墓にも線香を立ててあげるなどの風習があります。
供物を捧げるという風習は無いようです。
今年は墓参りは出来ませんので、遠くの地から手を合わせることにいたします。
チャオ!