2023年10月10日
インフルエンザについてPart1
こんにちは。訪問看護の加藤です。
今日はインフルエンザについて簡単に説明したいと思います。
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染して起こる感染症です。
インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型、D型の4種類に分けられます。
(主にヒトに流行を起こすのは、A型とB型のウイルスです。)
症状は咳やのどの痛みなどの呼吸器の症状だけでなく、高熱、全身のだるさ(倦怠感)、食欲不振などの全身症状が強く、頭痛や関節痛・筋肉痛など呼吸器以外の症状を伴います。
かぜとの違いは...全身症状があるか、ないかです。また、かぜと違い症状が急に現れます。
もし、インフルエンザが疑われる症状に気づいたら、発熱後直後は検査陰性になることもある為、医療機関に相談しましょう。
治療は?
治療は抗インフルエンザウイルス薬で、飲み薬(2種類)、吸入薬(2種類)、点滴注射薬(1種類)があります。
抗インフルエンザウイルス薬は、インフルエンザ発症から48時間以内に使用すると、ウイルスの増殖を抑えて、体外に排出されるウイルスの量を減らすなどの効果があります。そのほかに、症状を治療として高熱には解熱剤、咳には鎮咳薬(せきどめ)、痰がある場合は去痰薬(たんを切れやすくする)などが使われることがあります。
☆次回は予防方法について説明したいと思います。