みちのく訪問看護ステーション

2021年02月28日

2月も終わりです~

こんにちは!訪問看護の佐藤です(^^♪

2月も終わりですが、25日の夜にまた雪が降りましたね(^_^;)

もう雪かきはこりごりですがまだまだ続くんでしょうね(-_-;)

さあ、今回は寒い日も続くと言う事で『ヒートショック』についてのお話をしようと思います!

ヒートショックとは(・・?

急激な環境温度の変化で、血圧が上下に大きく変動することをきっかけにして起こる健康被害の総称です。

ヒートショックは特に冬場の入浴時に起こりやすい事が知られています。暖房をしていない脱衣所や浴室では室温が極端に低くなりがちで、こうした中で衣服を脱ぐと急速に体表面から体温が奪われて血管が収縮し、血圧が急激に上がります。温かい湯船に入れば今度は血管が拡張して血圧が急激に下がります。このような入浴に伴う温度差が血圧を大きく変動させるために失神や心筋梗塞・脳梗塞が起こったり、その結果として湯船で溺れ命を落としてしまう事もあります

特に注意する人は(・・?

家庭の浴槽で溺れて亡くなる人の人数は増加しており、このうちの約9割が65歳以上の高齢者で占められているそうです。

高齢になると血圧の変動が生じやすくなり、体温を維持する機能も低下するため、ヒートショックの影響を受けやすいと考えられる事から65歳以上の人は特に注意が必要です。また、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの動脈硬化リスクがある人肥満や睡眠時無呼吸症候群、不整脈がある人もヒートショックの影響を受けやすいと言われています。

入浴中のヒートショックを防ぐには(・・?

①入浴前に脱衣所と浴室を暖かくしておく。

②湯船につかる前にシャワーやかけ湯で身体を温める。※入浴後は浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう!

③湯船の温度は41度以下のぬるめとし、長湯を避ける。

④入浴前後にはコップ1杯の水分補給をする。※脱水対策

⑤入浴前のアルコール・食後するの入浴は控える。※アルコールや食事は一時的に血圧下げます。

⑥血圧が高い時は入浴を控える。

⑦家庭内で「見守り体制」をつくる。※入浴前後で声掛けしたり、時間が長い時は様子を見に行くようにしましょう。

屋内全体で考えるヒートショック対策は(・・?

国土交通省はヒートショックを防ぐための住環境として以下のような温度条件を紹介しています↓↓

☆部屋の温度:15℃以上、28℃以下に保たれている

☆洗面所、浴室、トイレの温度:冬季で20℃以上

暖房器具の配置や市販の断熱・防寒対策グッズの活用などできる方法を試して少しでもヒートショックのリスクを減らして行きましょう!

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