みちのく訪問看護ステーション

2017年07月20日

夏の脱水予防☀

みなさんこんにちは☆

毎日暑い日が続きますが、みなさんは熱中症対策や脱水にならない様に気をつけている事はありますか?2017-07-17(1).png

今回は脱水の症状や予防対策についてお話したいと思います。

まず脱水症状とは、体内の水分と電解質が失われた状態のことを言います。

脱水症状というと「体内の水分が不足した状態」と思われがちですが正確には「大量の発汗・下痢・おう吐などによって体内の水分と電解質が失われた状態」を指します。

 

■脱水の主な症状→口の中がカラカラになる、目の下がくぼむ、尿が出ないなどがあります。2017-07-17(4).png

体内の水分プラス・・・

電解質が2%失われると軽いのどの渇き運動能力の低下が起こります。

3~5%失われると、強い喉の渇き皮膚のカサつき(皮膚をつまむと戻らない)体温上昇顔のほてり意識がぼんやりする食欲不振疲労感頭痛めまいなどが起こります。

8~10%を超えると、体のふらつきけいれん昏睡などが起こります。

20%を超えると死に至ります

 

自覚症状のないかくれ脱水

 体内の水分・電解質が少なくなっているのに本人や周囲がそれに気づかない状態の事を「かくれ脱水」と呼びます。2017-07-17(3).png

 かくれ脱水が起こりやすい時は・・・室内にいる時就寝中車の運転中です!!

 かいた汗が蒸発しにくい為、体温が下がらず脱水症状の危険が上がります。

 水分の摂取を控えるのもかくれ脱水の原因になります。

 

■対処法

 軽度の脱水⇒市販の電解質を含んだスポーツドリンクなどの水分を補給し安静にしていれば、しばらくすると問題ない状態まで回復します。

 重度の脱水⇒必ず医療機関での治療を受けるようにして下さい。

 

■予防法

 暑さを避けることが大切です。2017-07-17(2).png

 脱水症の原因の大半が暑さによるものなので、猛暑日などは長時間の外出などはできるだけ避け、エアコンや扇風機が効いている室内にいましょう。室内でも蒸し風呂のような環境は危険です。温度だけでなく湿度にも注意しましょう。

 そして、「こまめな水分補給&塩分補給」をする事です。スポーツドリンクや経口補水液が有効です。

アルコール類での水分補給は利尿効果もあり、体内の水分が失われてしまうので絶対に避けましょう!!

 ☀熱中症や脱水に注意しながら、暑い夏を乗り切りましょう☀

 

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