2014年01月30日
H25年11月のヘルパー研修
今回は、「感染症対応研修」です。
当事業所では、全職員対象に、ノロウィルスをはじめとし、諸々の感染症の対応方法について
1年に1回研修を行っています。
◆ 訪問先にて嘔吐物の側に横たわっている利用者を発見する~と想定します。
「◯◯さん、どうしました?大丈夫ですか?」などと声がけをし、状態確認します。
トイレ・廊下・玄関などで倒れている場合は、できるだけ利用者を自宅の安全・安楽な
場所へ移動させます。そして、事業所へ連絡及び報告をします。
この時点では、嘔吐の原因が、ノロウィルスに感染しているのか、体調不良によるものか
不明です。
「感染症」をふまえて、「嘔吐物の処理」を次の通りで行います。
①ヘルパーが携帯している、マスク・キャップ・ガウン・足カバーを着用、ディスポ手袋は
2枚重ねで着用します。
②(利用者宅にある)バケツ(や洗面器など)に2枚重ねたビニール袋をセットし、
③ハイター希釈液を準備し、新聞紙・使い捨て布を1枚ずつ浸し、軽く絞ります。
※嘔吐物を処理するためです。
④嘔吐物より広め(大きめ)の新聞紙で覆い集め、ビニール袋に入れます。
使い捨て布も同様に行います。
⑤嘔吐物をきれいに処理後、着用物を外す作業です。
まずは、足カバー・外側の手袋を外します。
⑥外したら、ビニール袋に入れます。
ハイター希釈液を噴霧し、内側のビニール袋に入れ、密閉します。
⑦次に、ガウン・手袋・キャップ・マスクの順に外し、
⑧バケツに入れ、ハイター希釈液を噴霧し、密閉します。
すべてが終了したら、手洗い・うがい・を行います。
ノロウィルスは「飛沫感染」となるため、「換気」も十分行います。
⑨最後に、ヘルパー自身が着替えをします。
― 研修参加者の感想です ―
★ 訪問時、利用者の事故や感染症対応に、冷静に対応できるようにしておきたいと思います。
また、これからインフルエンザなどの流行も予想されるので、早期発見や予防に務めるよう
働きかけていきたいとおもいます。
★ 在宅での対応の仕方は、施設とは違い、最初から最後までを一人で行うことになるので、
きちんとした処理の方法や、事業所への連絡などを手順として学ぶことができてよかったです。
また、在宅の場合は、その方の「家」にあるものを使って処理をすることになるので、何が使えるかを
即座に判断できる視点も必要だと思いました。他に、自分自身の体調管理も気をつけていくことも
大切だと思いました。