2012年04月02日
H24年2月のヘルパー研修
今回の研修は
☆ リンパマッサージ についてです。
体内に流れるリンパ管を刺激して、リンパを流してあげる。体内の毒素を排出し
溜まらないようにする。
対象となる方:リンパ浮腫のある方
・ 腕のリンパ浮腫・・・物をもったり握ったりすることが困難になり、
様々な作業が不便になります。
・ 足のリンパ浮腫・・・歩行困難という身体機能の低下により、
活動範囲・行動範囲が狭くなります。
・ 外見上の変化と精神的苦痛
リンパ浮腫により、外見上の変化が精神的な苦痛となる事も多く、重症の場合に
至っては、精神面の低下により、外出するのが嫌になり、気力減退になり、
うつ状態を招くこともあります。
効果:身体の代謝機能が上がり、むくみがとれ、動きがよくなる・足が使いやすくなる。
やってはいけない人:心臓に疾患を抱えている方・肺の病気を患っている方。
マッサージにより心臓に負担が負担がかかるためです。
リンパマッサージのやり方について研修ですー
リンパ液の流れる方向は下から心臓に向かってゆっくり流れている為、
足の指先から心臓へ向けて擦ります(下から上へ)
手のひら全体を肌に密着させ優しくなでる。リンパは皮膚の浅いところに分布
しているので強くさすっても意味がない。力が強すぎると逆にむくんでしまいます。
研修の場では、参加者がそれぞれ実際に行ってみました。感想です-
・自分の手をマッサージして、少しの時間マッサージしただけでも血行がよくなり、温かくなるのがわかりました。
・専門職が行う感覚でしたが、ヘルパーが行うことで、利用者様のむくみ軽減や痛みの緩和等が期待されるため、
よい試みだと思います。
・研修後、早速訪問先で実践してみました。今回の研修で、職員一同マッサージについて再確認ができたので、
利用者様も安心してマッサージを受けられ、痛みも軽減されたように見受けられました。