関野凖一郎記念 まるめろ美術館

2021年07月30日

関野凖一郎氏【青森編②】

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当法人のシンボルマークであるマルメロの木が美術館前の広場に植えられています。

かわいらしい小さな実をつけ、早いものは徐々に緑から黄色へと色づき始めました。



さて、今回は【青森編②】、関野氏の学生時代のお話をしたいと思います。


新町小学校から青森中学校(現在の青森高校)へ進学した頃から版画制作を始め、

その後根市良三氏に手ほどきを受けて木版画を始めました。

関野氏が青森中学校に在籍していた昭和の初め頃は、各地方において仲間が集まり、

版画一枚一枚を貼り込んだ手作りの冊子、版画同人誌を発行する動きが広がっていました。

昭和5年には青森初の創作版画誌『緑樹夢』が誕生し、関野氏は3号から参加、

終刊後は新たに『彫刻刀』が創刊されました。

中学生版画家だった関野氏は、学業よりも木版作りに熱中していたと著書に記しているほど、

版画の世界に魅せられていったようです。

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