2020年06月30日
展示作品のご紹介④
まるめろ美術館前のつつじが見事に咲き誇り、晴れの日は色鮮やかに輝き、雨の日は花びらが
雨露に打たれしっとりと艶やかに、私たちの目を楽しませてくれています。
コロナ感染防止のために、外出の自粛を継続されている方もまだいらっしゃると思いますが、
一日も早く皆様に当館の展示作品をご覧いただける日が戻ることを願っております。
今回ご紹介する展示作品は、当法人の今年のカレンダーになった今純三氏の「十二湖風景」です。
(1933年製作)
青森市のホームページに、今純三氏のプロフィールが掲載されておりましたので、
ご紹介いたします。
「版画のまち」という文化の礎を築いたのが、日本の銅版画の先駆者でもあり
青森県の創作版画の祖といわれる今純三(1893~1944)です。
1893年(明治26年)弘前市生れの今純三は、1906年(明治39年)に上京し、
主に油彩画を描いていましたが、1923年(大正12年)の関東大震災に被災し、
青森に帰郷しました。
(中略)
今純三は青森市師範学校の図画科教授嘱託となり、青年たちに美術を教えました。
そして合浦公園付近に自宅兼アトリエを構えます。
そのアトリエには棟方志功、松木満史、鷹山宇一、阿部合成、小館善四郎、佐藤米次郎、
濱田英一、福島常作、下澤木鉢郎、根市良三、関野凖一郎などの学校の教え子や多くの
芸術家を志す若者が訪れました。
そして今純三の影響を受けた多くの若者達が、後の青森県、そして日本を代表する
芸術家に成長していったのです。
~ 青森市ホームページ 市ゆかりの芸術家 今純三 より~