みなさん、こんにちは。
最近は雷や突然の大雨と、天候が落ち着きませんね...
季節の変わり目のため、体調を崩さないようにお気を付けください。



今回は「フレイルについて」の第５弾として、
『オーラルフレイル』について詳しくご紹介します。


さて、みなさんは『オーラルフレイル』という言葉を聞いたことはありますか？

オーラルとは″口腔の"という意味であり『オーラルフレイル』は簡単に言うと
食べこぼしや滑舌の低下などの口の衰えのことです。



「老化に伴う様々な口腔の状態(歯数・口腔衛生・口腔機能など)の変化に、
口腔健康への関心の低下や心身の予備能力低下も重なり、口腔の脆弱性が増加し、
食べる機能障害へ陥り、さらにはフレイルに影響を与え、
心身の機能低下にまで繋がる一連の現象および過程。」と
日本歯科医師会により定義として明文化されております。

『オーラルフレイル』を放置すると、滑舌の低下や噛めない食品の増加による食事量の減少などから、
低栄養や筋力低下といった身体機能の低下、認知機能の低下、社会的交流の低下などに繋がります。


『オーラルフレイル』は老化による口腔機能の低下と異なり、
適切な対応により改善は可能といわれており、対策としてはシンプルではありますが
まずは「毎日、食べ物をよく噛んで食べ、しっかりと歯を磨くこと」です。
また、定期的な歯科検診や通院により自分の歯・口腔の状態を知る、治療することも大切です。
パタカラ体操や唾液腺マッサージなどの口腔体操も有効ですので、検索してみて下さいね。



昔からいわれている「8020運動」のように、80歳まで20本の歯を残し、
最期まで自分の歯でおいしく、楽しくご飯を食べられるように頑張りましょう！



第6弾は、フレイルの予防や改善方法についてご紹介しますので、お楽しみに！