2023年05月23日
廃用症候群とは?
みなさんこんにちは!
最近は、急に暑くなる日があります。
今の時期も熱中症・脱水症となりますので水分補給をしっかりしてくださいね。
さて、みなさん「体が楽だから...」と
ついつい寝て過ごす時間が長くなってはいませんか?
過度な安静や寝たきりなど身体を動かさないことによって、
「廃用症候群」といって様々な心身機能の低下がみられるようになってきます。
廃用症候群の症状としては
①体のあちこちに痛みが出る。筋肉がやせる。
②関節の曲げ伸ばしがぎこちなくなる。骨がもろくなる。
③皮膚が赤くなり、床ずれが起きやすくなる
④血液・リンパの流れが悪くなり、浮腫みなどの原因となる。
⑤心臓や肺が弱くなり、体力が落ちる。
⑥痰が貯まったり、誤嚥する危険性が高まる。
⑦食欲が低下する。便秘になりやすくなる。
⑧落ち込みやすくなる。物忘れをしやすくなる。
などが挙げられます。
特に高齢の方の場合は、風邪を引いたなどの体調不良で
寝たきりの状態が一週間続くだけで症状が進行し、
気が付いたら日常生活に支障をきたし
「歩けなくなった」「立てなくなった」ということも稀ではありません。
また一度症状が現れ始めると
「心身の不調⇒体力・筋力の低下⇒疲れやすくなる⇒寝ている時間が長くなる⇒心身の不調...」と
悪循環に陥ってしまい、抜け出すことが難しくなります。
そのため、予防することが重要となっています。
~廃用症候群の予防のためにできること~
①生活のメリハリをつけ、日中はできるだけベッドから離れて過ごす
②自分でできることは自分で行う
③適度に運動する
④バランスの良い食事をしっかりと食べる
これらの予防策は、ホームページの記事に上げている「フレイル」の予防にもつながります。
廃用症候群を予防してイキイキと生活していきましょう!