2023年02月21日
IADLとは?
みなさんこんにちは。
最近は気温が落ち着かない日々が続いていますが、
もう少しで春になり暖かくなりますので体調を崩さずに乗り切りましょう!
さて、みなさんは『ADL』や『IADL』という言葉を耳にしたことはございますか?
中には「ADLはなんとなくわかるけど、IADLは聞いたことがない...」という方も
いらっしゃるかと思います。
今月は『IADL』について、少しお話したいと思います。
まず、ADLとは食事やトイレ、入浴、整容、移動といった
日々の生活の中で行う動作(日常生活動作)のことをいいます。
ADLに対して、IADLは手段的日常生活動作と呼ばれ、
判断や意思決定が伴い、ADLよりも複雑で応用的な動作のことをいいます。
具体的には、
①電話を使用する
②買い物をする
③家事を行う
④洗濯をする
⑤食事の準備をする
⑥運転する、公共交通機関を利用する
⑦服薬の管理をする
⑧金銭の管理をする
などが挙げられ、自立した生活を送るために必要な動作となります。
高齢となると複雑な動作であるIADLの実施が困難となることから始まり、
その次にADLの実施が困難となり、介護が必要となることが多いと言われています。
また、けがや病気によってそれまで行ってきたことができなくなると、
役割や楽しみが減り、生活する意欲が低下してしまう場合もあります。
自立した生活の継続や介護予防のためにも、IADLを維持することはとても重要です。
次回は、実際に訪問リハビリで行っているIADLの練習についてご紹介したいと思います。