介護×ロボット ICTプロジェクト
2022年06月29日
介護サービスを生産性向上したいけど・・・
今、どの業界でも注目されている「生産性向上」。言葉は以前よりクローズアップされていますが、どう介護サービスに直結するのかを改めて考えてみました。
そもそも生産性とは、どれだけの資源(ヒト・モノ・カネ)を投入して、どれだけの成果が得られたか?という事のようです。つまりは、成果を資源で割った算出結果が以前より高くなれば、生産性が向上した事になります。
理想は、"より少ない資源で大きな成果を出す"という事になりますが、資源自体(特にヒト)が成果算出できない程不足している現状があります。この限りある資源で考えなければならないのが、業務効率化つまりは業務のムリ・ムダ・ムラを取り除く事が必要になってきます。
例えば、
①ムリ・・・人力での移乗等、身体負担が大きい業務。夜間の職員が少ない状況での頻回なナースコールに精神的負担を感じる。
②ムダ・・・同じ内容を違う帳票に転記を繰り返している。以前の記録探し(ファイル探し)に時間を要する。
③ムラ・・・記録の記載内容(数量や程度等)の職員によりバラつきがある。同じシフトなのに職員により退勤時間が違う。
直感でロボット機器・ICT機器の導入(モノに任せる事)が解決策の1つと考えますが、
・職員のストレスや悩みを共に考え、糸口を見つける。
・書類を整理整頓し探しやすくする。要は片付ける。
・上手なやり方をする職員の"マネ"をする。その"マネ"を統一するために研修会を開催する。
等、必ずしもそうではなくヒトの力や原点に帰る事が大切になってきます。
現在、当法人では安眠プロジェクトを始め、モノでの業務効率化に取り組んでいますが、職員一人一人の"方法"や"発想"も大切に積み重ね、見える化したものでムリ・ムダ・ムラの取り除く、そして生産性向上へつなげる事を改めて感じました。
良い意味で、ムリ・ムダ・ムラの大小に捉われず、一つ一つ解決し、生産性向上するパッケージをつくりたいです。