介護×ロボット ICTプロジェクト
2023年10月24日
当たり前にする為に
当法人では、業務生産性向上(業務効率化)のため色々な機器のテストを行っており、今後も継続していくつもりです。でも、なぜ生産性向上しなければならないのか?介護ロボット等の機器を導入しなければならないのか?改めて考えてみました。
日本の総人口は2010年頃より増加から減少に転じていますが、0~14歳は1980年頃、15~64歳は1995年頃より減少が始まっています。現在はご存知の通り、どの仕事場も人手不足となっており、今後も"人ありき"で物事を進めることは困難になると思われます。
そうなると、日本では否応なしに「機械」と「海外人材」に頼るしかないと思います。
そこで、介護ロボットにおける令和3年度調査資料等を見ると、施設サービスと在宅サービスで差はありますが、約80%が導入していないという調査結果もあるようです。その理由としては、
・導入費用が高い。
・操作方法等のレクチャーが必要だが、その時間を取ることができない。
・人の手で行ってきた現状を変えることへの抵抗感。
・置き場所が必要なロボットについては、保管場所等の検討が必要。
・現状では介護の一連業務を担えるロボットは少ない。一部遂行できても一任は難しい。
等があるようです。
ですが、私達は少ない人材に向けて"無いものねだり"をし続ける訳にはいかないので、現在ある介護ロボットに対して現場が望む"ニーズ"と機器ができる"シーズ"を擦り合わせて実践を繰り返し、ロボットも業務体制もバージョンアップしていこう、という気持ちでおります。
そして、前段で話した"ロボット・ICT"そして"海外人材"も含めた「新時代にマッチしたケアサービスの構築」を考えております。さらには、そのサービスが当たり前になるよう、命題である業務生産性向上を進めていきたいです。