介護×ロボット ICTプロジェクト
2024年04月26日
介護とAI
慢性的な人材不足の対策として、ICT・ロボットの活用は様々なところで行われています。
介護業界でも令和2年度の情報ですが、介護ロボットは2割程度に留まっていますが、ICT機器は7割程度の事業所が取り入れているようです。
そして、介護でもAIが注目されつつありますが、介護とAIについて(個人的見解ですが)考えてみました。
そもそもAIとは何?という事ですが、一般的には人工的に作られた知能を持つコンピューターの事を指すようで、機械だけど学習する能力が備わっているものです。つまりは、人間が指示しなくても情報分析し、自動で判断ができるものになります。
AIというと難しいイメージを持つかもしれませんが、AIと対戦する囲碁やエアコン等の自動機能設定、最近は会社のカスタマーサポート(質問入力すると回答がすぐ表示されるようなもの)でも導入しているところも多く、意外と身近になっています。
介護業界でもAIを活用したコミュニケーションロボット、送迎業務支援システム等が既にあるようです。
もちろん、介護ロボット、ICT、AIの活用は人材不足対策(業務効率化)の一環ですが、AIによる蓄積データ分析での介護サービスの質向上、そして健康寿命を向上させる事も重要となっています。
そこで当法人では、今年度の報酬改定で担当可能件数が多くなったケアマネージャーのケアプラン作成に着目し、いわゆる「AIを活用したケアプラン作成」を計画しています。
担当件数を多くできる事は、単純に業務負担増加という事でもあります。そこで、今まで人間が行ってきたケアプラン作成に係るプロセスをAI活用に置き換え、作成業務負担軽減及びヒューマンエラー軽減を想定しています。
AIは基本的に過去の蓄積された情報を学習するので、土台の情報は人間が見るものと変わりませんが、機械というものに抵抗がある事も否めません。ですが、当法人での根底ルールである「最後は人間が確認する」事を忘れずに実現できればと思っています。
長い道のりになるとは思いますが、まずは取り組んでいきたいです。